こんにちは、コメじゅです。
先日『香道の宴』に参加した時のことについて、感じたことを書こうと思います。
香道の宴の受付・クローク・席への案内などは、お弟子さん達と、家元の親族が行っていたのですが、今回初めて参加させてもらって、驚いたことがありました。
ものすごく緩い…
受付にはすごく寒い中、待つ人がたくさん。
席次表は、来賓の方々以外はアルファベットで割り振られたテーブルへと案内なのですが、驚いたことに、アルファベットの『 i 』と『 j 』が混合したのか『 j 』のテーブルが無い。
名前も間違って記入されていたり。
食事も3人分が足りなかったり。
帰りのクロークからの荷物や履物を出すのもすごく時間がかかったり。
それでも、誰一人嫌な顔もせず、怒りもせず、イライラオーラもなく、穏やかなのです。
誰一人、誰のことも責めない。
ついついこれが会社だったら…
効率が悪いなとか、責任は誰にある、とかになると思うのです。
私から見たら、とても地位や財産のある方々です。
待たされて怒られないかな?イライラしないかな?とハラハラしていたのに、まったくそういった負のエネルギーが出ていないのです。
それどころか、「ありがとう」「私は後でもいいですよ」とか言ってくれるのです。
これは一体どういうことなのかな?
すごく心地がいいな、と思ったのです。
とても忙しくても、自然と笑顔でいられました。
待たされてすぐキレる人、対応が悪いと怒る人、あからさまに不機嫌そうになる人等、良く見かける光景ですが、まったくそういったことはありませんでした。
こんなに、要領が悪い対応になってしまっても、懐深く受け止めてくれる。
なにが違うのでしょう?
『香道』というものの精神で繋がっているから?
地位が高い人は懐深い?
お金持ちだから?
これに当てはまっても怒りっぽいような人はいるので、なにか違う感じがします。
私が感じたのは、
この場にいる人達の波動が似てる
うまく伝わるかわかりませんが、全体的に皆さん雰囲気が似ている感じがしました。
家元のおば様は、いつも「おほほほ」と笑っていて、怒ったところを見たことはありませんし、他人の悪口や噂話も言いません。
よい言葉だけを話しています。
弟子の方々もそういった雰囲気でしたし、来賓の方々も”ふんわり”した雰囲気でした。
『類は友を呼ぶ』
そんな言葉がしっくりくるような感じです。
きっと、この人達は『心が豊か』なんだと思います。
だから、他人に対してとても寛容になることができる。日々忙しいのかもしれないけれど、キリキリしていない。
自分の貴重な時間をロスしたくないから、もたもたしている人にキレる、効率よく動け、などは言わないのだと思います。
心の豊かさは、他人を敬うことの出来る人でもあると思いました。
日本の『和』の文化を愛する人達。
他人と競争したり、自分の時間を奪う、奪われる、といった観念で考えていないのではないでしょうか。
『今ここ』を大切にする。そういったスピーチをする方もいました。
『今この瞬間』皆さんと共有できた素晴らしい時間を嬉しく思う、と。
香道には、
香木は生き物、その一つ一つに魂が宿ると考え、この稀少な天然香木を敬い大切に扱う。大自然の恵み、地球に感謝し、そして彼らが語りかけてくる事を聞き取らなければならないと考えるのである。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
といった考えがあるそうです。
感謝の心を忘れないようにしたい。そういう人達のように生きて行きたい。
いつも穏やかに笑っていられる人でありたい。
そして私も周りの人たちの幸せに貢献したいなと思うのです。
まずは自分の家族や友人に対して「やさしい世界」を創っていこうと思いました。
日々の生活で、イライラしたり、むーぅとなったりしますが、意識して少しずつ変えられればいいなーと思います。
ブログに書いたことで、頭の整理も出来ました。
読んでくださる方もいると思うと、やる気も倍増です!読者さんの存在が、本当にありがたいです。
心が貧しくならないように、心の豊かさを増やしていくぞー、おー!